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2022 年度 研究成果報告書

PD-1阻害薬の耐性化機構におけるMUC1の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17182
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

難波 将史  広島大学, 病院(医), 助教 (40848090)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードMUC1 / KL-6 / PD-L1 / PD-1 antibody
研究成果の概要

肺癌患者の血清KL-6とPD-1抗体の治療効果は相関するものの、KL-6の数値とPD-L1の発現程度は相関関係にはなかった。また、KL-6の免疫組織学的染色の結果も治療効果と相関するようなデータは得られなかった。
肺癌細胞株を用いて、KL-6の発現をsiRNAでノックダウンすることでPD-L1の発現に変化が起こるかどうかをフローサイトメトリーで評価したが、明確な変化を確認することはできなかった。ただ、フローサイトメトリーの結果のみでKL-6とPD-L1との関係を否定できるわけではなく、今後の追加実験が必要と考えられる。

自由記述の分野

Lung cancer

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫チェックポイント阻害薬が効かない肺癌患者の中に血清KL-6が高値のものがいることがわかっており、KL-6が治療標的となりえるかどうかを探索する研究である。PD-L1発現との関連に着目して研究を行ったが、現状ではその関与を明らかにすることはできなかった。

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公開日: 2024-01-30  

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