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2022 年度 研究成果報告書

免疫抵抗性克服のための非小細胞肺癌における放射線照射がもたらす免疫応答の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17207
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

突田 容子  東北大学, 大学病院, 助教 (50822566)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード非小細胞肺癌 / 免疫療法
研究成果の概要

本研究の目的は未治療進行非小細胞肺癌患者を対象として、初回の免疫療法+殺細胞性抗癌剤開始前に姑息的な放射線照射を施行した際の免疫応答を解明することである。
姑息照射を受けた13例の治療開始前後の末梢血単核細胞の細胞分画や血漿中のサイトカインやダメージ関連分子パターンについて検討したが、統計学的、臨床的に有意な変化が見られた因子を同定することができなかった。
奏効群13例と非奏効群6例を比較検討すると、奏効群では治療前血液中のNK細胞、PD-1陽性Tim-3陽性CD4陽性T細胞、CXCL10が有意に上昇していた。これらの3つの因子を組み合わせることでより高精度に効果予測ができる可能性を見出した。

自由記述の分野

肺癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

未治療進行非小細胞肺癌において、免疫療法と殺細胞性抗癌剤との併用療法の効果予測となりうる因子を同定した。組織ではなく血液を使用することでより低侵襲に治療効果を予測できれば、肺癌患者の治療選択に貢献できると考える。

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公開日: 2024-01-30  

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