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2022 年度 研究成果報告書

酸化ストレスを用いた間質性肺炎の病勢評価に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17211
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

飯島 裕基  東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 特任助教 (60721553)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード酸化ストレス / dROM / BAP / 間質性肺炎
研究成果の概要

67名の間質性肺炎患者に対して酸化ストレスを測定するdROM試験と抗酸化力を測定するBAP試験を行い、それらの結果と間質性肺炎の病勢及び予後との関連を解析した。集団の平均年齢は67±11.6歳、%FVCは87.0±21.0%の軽症例が多く、酸化ストレス測定後の観察期間の中央値は555日であった。dROM値の平均値は352±77.7CARRU、BAP値の平均値は2193±368.4μEq/Lであった。
dROM値やBAP値と肺機能、間質性肺炎マーカー、6分間歩行距離などの間に有意な相関は見られなかった。また死亡リスクについては、dROM値やBAP値の有意な関連は認めなかった。

自由記述の分野

呼吸器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

間質性肺炎患者の集団において酸化ストレスと抗酸化力のいずれかが異常をきたしている割合が多い事が明らかになったが、その集団内における病勢反映、予後予測などのマーカーとしての有用性は示す事ができなかった。症例数が少ない事や軽症例が多かった事、観察期間が短かった事などが関与している可能性が考えらられ、更なる検討が必要である。

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公開日: 2024-01-30  

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