67名の間質性肺炎患者に対して酸化ストレスを測定するdROM試験と抗酸化力を測定するBAP試験を行い、それらの結果と間質性肺炎の病勢及び予後との関連を解析した。集団の平均年齢は67±11.6歳、%FVCは87.0±21.0%の軽症例が多く、酸化ストレス測定後の観察期間の中央値は555日であった。dROM値の平均値は352±77.7CARRU、BAP値の平均値は2193±368.4μEq/Lであった。 dROM値やBAP値と肺機能、間質性肺炎マーカー、6分間歩行距離などの間に有意な相関は見られなかった。また死亡リスクについては、dROM値やBAP値の有意な関連は認めなかった。
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