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2023 年度 研究成果報告書

ゾレドロン酸併用γδT細胞免疫治療のバイオマーカー探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17215
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

泉 大樹  国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医員 (80813485)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード肺癌 / ドライバー遺伝子 / 免疫治療 / γδT細胞
研究成果の概要

Vγ9Vδ2T細胞による腫瘍細胞の障害活性は、添加するゾレドロン酸濃度依存的、エフェクター細胞/ターゲット細胞比依存的により増強した。ゾレドロン酸はメバロン酸経路の酵素であるHMGCR発現を上昇させ、IPP蓄積及びVγ9Vδ2Tによる細胞障害活性増強に影響していると考えられた。EGFR阻害剤も同様にメバロン酸経路の酵素(HMGCR, FDPS)発現を上昇させた。しかし、EGFRノックダウンはZOLによるVγ9Vδ2T細胞の腫瘍細胞障害活性増強へ影響せず、EGFR遺伝子変異含め、特定のドライバー遺伝子とZOLによるVγ9Vδ2T細胞の腫瘍細胞障害活性増強の関連性は見いだせなかった。

自由記述の分野

肺癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

Vγ9Vδ2T細胞による腫瘍細胞の障害活性は、特定のドライバー遺伝子で特に有効であるという結果は見いだせなかったが、ドライバー遺伝子陰性の細胞株と比較して遜色ない細胞障害活性を認めており、ドライバー遺伝子陽性例に対しても効果が期待できる免疫治療の一つであると考えられる。Vγ9Vδ2T細胞を用いた免疫治療の安全性・有効性をドライバー遺伝子陽性例を含む肺癌で検証していくことで、既存の免疫治療(免疫チェックポイント阻害剤)で効果が得られないドライバー遺伝子陽性の肺癌患者にも免疫治療の恩恵が得られる可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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