研究成果の概要 |
乳房外パジェット病と有棘細胞癌において、抗PD-1抗体療法前と治療8-9週後の血清を用いがんに関連する247種の分子についてELISA法で評価した。EMPD2例(PR1例、PD1例)のうちPR例ではVCAM-1が増加、 IgG, tubulinαが減少し、PD例ではtestosterone, IGF-II, MMP-2, IgGが増加した。IgG はPR例で減少、PD例で増加し、SCC 7例(PR3例、PD4例)においても同様の傾向がみられた。血清可溶性CD163について、SCC4例においてPR1例で不変、PD3例で増加を示し、抗PD-1抗体療法のバイオマーカーとなる可能性が考えられた。
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