炎症性皮膚疾患として、慢性に経過する尋常性乾癬についてまずは行うこととした。TLRレセプターを介して局所免疫を活性化させるイミキモドは日光角化症や尖圭コンジローマの治療薬としても使われるが、その反復塗布によって尋常性乾癬様の皮疹を発症させることが知られている。我々はイミキモドを塗布して作成した乾癬モデルマウスを用いて、その骨の解析を行うこととした。イミキモドはマウスの剃毛処理を行なったマウスの背中に週3回4週間にわたって塗布をおこなった。マウスの体重測定を週1回行い、骨密度の測定をマイクロCTを用いて行った。体重及び骨密度は、コントールマウスに比較して、優位に低下が見られた。
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