研究課題
若手研究
島根大学病院を受診されたω-5グリアジン感作型小麦アレルギー患者を対象として、GWAS studyおよびHLA遺伝子の解析により疾患感受 性遺伝子を同定するためω-5グリアジン特異的IgE値0.70 kUa/L以上を示すWDEIA患者77例および健常対照者924例について、全ゲノム解析を行った。今回、計画していたた遺伝子の簡易検出法の開発に関してはまだ至っておらず、今後の研究課題としている。
皮膚科学
これまでアレルギー性疾患の疾患感受性遺伝子を利用した発症予防の取り組みはあまり前例がなく、本研究は独自性の高い研究と考えている。本研究が成功すれば、小麦アレルギーの発症を抑制することに繋がり、国民のQOLの向上に繋がるのみならず、医療費の削減にも貢献できると考えている。