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2022 年度 実施状況報告書

表皮融解性魚鱗癬の皮膚における機械的ストレス受容機構と角化異常の機序解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K17358
研究機関自治医科大学

研究代表者

木村 未歩  自治医科大学, 医学部, リサーチ・レジデント (00839920)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード表皮融解性魚鱗癬 / ケラチン1 / 先天性遺伝子疾患 / 角化異常 / 機械的ストレス / KRT1
研究実績の概要

患者の表皮を用いてデスモゾーム、アドヘレンスジャンクション、細胞内輸送、ユビキチンタンパクを免疫染色で確認したところ、どれも発現パターンが正常皮膚とは異なっており、KRT1の変異が、他の細胞内機構にも大きく影響していることがわかった。
患者の皮膚のみでは調べられない、分子動向をさらに詳しく調べるために、表皮融解性魚鱗癬患者で同定された変異KRT1を発現するアデノウィルスを作製した。これを培養細胞に感染させることにより、遺伝子発現やたんぱく質発現の解析をしていく。
また、KRT1に患者と同じ変異を導入したマウスの作製を継続している。マウスの生存率がとても低いためなかなか目的のマウスが得られないでいる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

作製したマウスの生存率が低く、目的のマウスが得られなかったため。

今後の研究の推進方策

作製したアデノウィルスを表皮培養細胞に感染させて、細胞接着やオートファジー、アポトーシス関連に遺伝子の発現パターンを確認する。KRT1変異マウスの作製が順調に進んだら交配によりなるべくたくさんのマウスを用意して実験を進める。

次年度使用額が生じた理由

マウスの作製に時間がかかり、これに関連する実験は全く行えていないため。
今後もゲノム編集マウス作成用の試薬購入費と、生まれたマウスの維持のために使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 表皮融解性魚鱗癬における細胞接着・分化に関わる分子の発現について2022

    • 著者名/発表者名
      木村未歩
    • 学会等名
      第37回角化症研究会
  • [学会発表] 表皮融解性魚鱗癬症例と 病態モデルマウス皮膚における 接着・分化等に関わる分子発現 についての検討2022

    • 著者名/発表者名
      木村未歩
    • 学会等名
      第8回東京皮膚カンファレンス

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公開日: 2023-12-25  

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