研究成果の概要 |
3種類の癌細胞株(LLC, Pan02, MC-38)をマウスに移植した。全ての腫瘍においてポドプラニン陽性癌関連線維芽細胞(CAFs)が豊富に存在することを発見した。LLC腫瘍から単離培養したCAFsから細胞外小胞(EVs)を精製し、EVsにポドプラニンが存在すること、CAF-EVsがCLEC-2依存的に血小板を活性化する事を明らかにした。 LLC担癌マウスでは血中ポドプラニン濃度が上昇していた。塩化鉄傷害による血栓症モデルにおいて、CAF-EVsおよびLLC腫瘍は血管閉塞時間を短縮した。抗体を用いたCLEC-2欠損マウスは、CAF-EVsおよび腫瘍による血栓形成増悪効果を抑制した。
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