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2022 年度 研究成果報告書

末梢性T細胞リンパ腫非特定型における微小環境因子の機能解析と新規治療戦略開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17403
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

杉尾 健志  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特別研究員PD (10870446)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード末梢性T細胞リンパ腫 / 微小環境 / 遺伝子発現解析 / イメージングマスサイトメトリー / cfDNA
研究成果の概要

末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)の腫瘍組織の遺伝子発現解析の結果、微小環境関連の遺伝子発現で4群に分類することができ、Macrophage-rich, NME群(B細胞, 樹状細胞関連の遺伝子が低発現の群)は予後不良であった。 Macrophage-rich症例はPD-L1、NME症例はBIRC5を高発現していた。BIRC5阻害はinvitro, vivoの疾患モデルにおいて腫瘍増殖抑制効果を認めた。 イメージングマスサイトメトリーによる微小環境プロファイリングの結果、同一症例、同一組織内の不均一性が大きいことに気が付いた。その結果、cfDNAを用いた免疫微小環境の包括的評価法の開発を行った。

自由記述の分野

血液腫瘍分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、PTCLという希少かつ予後不良な疾患が微小環境関連遺伝子発現によって分類でき、予後層別化できることを検証した。さらにその分類に基づいた予後不良症例に対する新規治療標的の候補も同定した。今後の臨床試験の計画、予後改善のために有用であることから意義深いと考えられる。さらに、cfDNAを用いた微小環境評価法の開発を行なっているが、非侵襲的にかつ経時的に評価可能な系であり、社会的意義も大きいと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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