研究成果の概要 |
末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)の腫瘍組織の遺伝子発現解析の結果、微小環境関連の遺伝子発現で4群に分類することができ、Macrophage-rich, NME群(B細胞, 樹状細胞関連の遺伝子が低発現の群)は予後不良であった。 Macrophage-rich症例はPD-L1、NME症例はBIRC5を高発現していた。BIRC5阻害はinvitro, vivoの疾患モデルにおいて腫瘍増殖抑制効果を認めた。 イメージングマスサイトメトリーによる微小環境プロファイリングの結果、同一症例、同一組織内の不均一性が大きいことに気が付いた。その結果、cfDNAを用いた免疫微小環境の包括的評価法の開発を行った。
|