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2020 年度 実施状況報告書

ぜん息、COPD、ACOにおいて重症度や治療のバイオマーカー確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K17434
研究機関久留米大学

研究代表者

加來 庸一郎  久留米大学, 医学部, 助教 (50569423)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード気管支ぜん息 / COPD / ぜん息-COPDオーバーラップ / M2マクロファージ
研究実績の概要

2020年6月から2021年4月までに気管支内視鏡検査や肺切除で得られた肺組織および同日採血された血清を用いて、免疫染色法によるM1/M2マクロファージバランスと血清可溶性CD163抗原蛋白レベルの相関性を検討する予定であった。しかし新型コロナウイルス流行に伴い患者の検体が思うように取得できないでいる。
したがって、2021年4月以降から行う予定であったマウスモデルによる研究を先行させている。CD163ノックアウトマウスを作成した。またCD163ノックアウトマウスを用いて、豚エラスターゼ気道散布に伴う肺気腫モデルを作成した。CD163ノックアウトマウスは、野生型に比較して、有意に気管支肺胞洗浄液中の好中球が増加し、肺胞間距離も開大していた。CD163陽性マクロファージは気道炎症抑制および肺気腫化抑制作用を有している可能性がありそうである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス流行のため、ヒト検体の回収が出来ていない。

今後の研究の推進方策

マウスモデルを用いて、研究の完遂を目指す予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス流行で研究が遅れている分、支出が予定より低くなっている。次年度に繰り越して使用予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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