本研究では、CIHHV-6の活性化機構の解明を目指した。CIHHV-6患者の臨床情報および臨床試料の収集を行うため、本邦の免疫不全レジストリを活用し、その中からCIHHV-6患者を同定し、臨床試料および臨床情報を収集した。研究期間中はCOVID-19の社会的影響が大きい時期であったため、それらの研究にも協力した。私達のCIHHV-6 症例は単一遺伝子IL2RG異常の免疫不全患者で活性化が見られ、該当遺伝子が活性化機構に関わったかどうかを検証するため、患者家族検体より不死化細胞株を樹立し、IL2RGをノックダウンする系の立ち上げを検討したが、系の確立に難渋しており引き続き条件の検討をしている。
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