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2023 年度 研究成果報告書

βラクタム系薬の効果最大化が切り開く耐性菌の個別MICを活用した感染症治療新展開

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17467
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

尾田 一貴  熊本大学, 病院, 薬剤師 (00753328)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード抗菌薬 / 治療薬物モニタリング / TDM / 薬剤耐性 / antimicrobial resistance / 薬物動態 / pharmacokinetics
研究成果の概要

βラクタム系薬はその高い安全性から、たとえ従来の基準で薬剤耐性と判断された病原体においても、抗菌作用が得られる濃度を安定して推移させることで、治療効果が得られる可能性がある。本研究ではtherapeutic drug monitoring(TDM)により、βラクタム系薬の濃度を有効濃度域で確実に推移させることにより、その治療成績及び安全性を評価することである。その成果として、βラクタム系薬としてはメロペネム、セフェピム、セフィデロコルにおいて、治療効果を最大化させ、有害事象を回避しつつ、コストの削減を企図したTDMの可能性を示した。

自由記述の分野

臨床薬物動態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

薬剤耐性菌を回避するためには抗菌薬の適正使用は欠かせない。適正使用のためには抗菌薬の体内濃度を適正化し、確実に治癒に導くことが必要である。そのために必要な抗菌薬の体内の動きはいまだ十分に解明されていない。本研究は、臨床研究により3種類の抗菌薬の体内での動きを評価したところ、抗菌薬の使用開始時に考慮するべき因子(血液透析、腎臓の機能など)を明らかにするとともに、さらには抗菌薬の血液中濃度を測定することで、不要に過剰な量を回避する必要性を示した。

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公開日: 2025-01-30  

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