研究成果の概要 |
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の動物を用いた感染実験を通じて明白にした弱毒株のCat#1株と強毒株のSPL010株の病原性の相違に関わる原因遺伝子の解明を目指した。 Reverse geneticsによりCat#1とSPL010のS, M, L分節から構成される8種類のキメラウイルス(rgSFTSV)を作製した。rgSFTSVの動物感染実験の結果、Cat#1株由来のM分節を持つrgSFTSVの感染IFNAR-/-マウスは100%、SPL010株由来のM分節を持つrgSFTSVの感染IFNAR1-/-マウスは0%の生存率を示し、M分節の病原性への関与が示唆された。
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