研究課題
若手研究
近年C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)の骨伸長効果が報告され、低身長症の新規治療薬として臨床応用が進められているが、毎日注射が必要で小児には負担が大きいなど改善すべき点もある。本研究はCNP産生の調節機構解明を通して、CNPの骨伸長効果を利用した低身長症治療の選択肢を広げ、より安全で簡便な治療法を確立することを目的としている。今回の研究では、成長板軟骨という成長の中心と、それ以外の組織ではCNP産生の調節機構が異なることを見出した。
内分泌学
C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)は低身長症に応用されるようになってきているが、一方で生体内でのCNP発現調節機構は不明であり、これを解明することはCNP発現調節を利用した低身長症の新規治療法開発につながるため、社会的意義のあるものである。今回の研究では、成長板軟骨とそれ以外の組織においてCNPの調節機構が異なっていることを発見し、CNP発現調節機構解明とその低身長症への応用に向けた基礎を構築することができた。