研究課題
若手研究
本研究では、活性化したB細胞におけるグルタミン代謝機序を明らかにし、グルタミン代謝制御による自己免疫疾患の治療への応用を目的とした。グルタミンは、B細胞分化、抗体産生、ミトコンドリア機能において重要であり、メトホルミンはグルタミンの取り込みを抑制することにより形質細胞の分化誘導を濃度依存性に抑制した。さらに、自己免疫疾患であるSLE患者の末梢血ではミトコンドリア機能異常をきたしていることがわかり、グルタミン代謝を介してそれらを是正することが治療となりうることが示唆された。
免疫
本研究では、活性化したB細胞におけるグルタミン代謝機序を明らかにし、グルタミン代謝制御による自己免疫疾患の治療への応用を目的とした。B細胞分化、抗体産生、ミトコンドリア機能においてグルタミンが重要であることが明らかとなり、メトホルミンはグルタミンの取り込みを抑制することにより形質細胞の分化誘導、ミトコンドリアの異常活性化を抑制した。既存の治療薬では難渋する症例に対して、代謝を制御することで新たな治療戦略となることが示唆された。