研究課題/領域番号 |
20K17530
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
木村 真一郎 名古屋大学, 環境医学研究所, 特任助教 (10805287)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 糖尿病 / インスリン治療 / 血糖変動 / 糖尿病合併症 / 人工膵臓 / エレクトロニクスフリー |
研究成果の概要 |
インスリン療法は糖尿病治療の根幹を成すが、QOLを損なう上、低血糖の危険を有する。また近年では、平均血糖の高値に加えて、血糖変動が糖尿病血管合併症のリスクになることが報告されている。そのため、血糖応答性にインスリンを放出し、血糖変動をきたさない人工膵臓様デバイスの開発が求められている。そこで我々は、グルコース濃度に応答して物理的性質が劇的に変化するフェニルボロン酸を含む高分子ゲル(ゲル)を利用して、エレクトロニクスフリーで操作が簡便な、人工膵臓様デバイスを開発した。本研究では、デバイスの効果と安全性、および血糖変動への影響を評価するとともに、臨床応用の可能性について検討した。
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自由記述の分野 |
生活習慣病
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の糖尿病治療では、単に血糖値を低下させるだけではなく、糖尿病合併症の予防に重点が置かれている。従来のインスリン治療は、糖尿病治療の根幹を成す一方で、患者や介護者のQOLを著しく損なう上、意識障害等の重篤な症状に繋がる低血糖の危険性を有する。本研究の成果により、エレクトロニクスフリーで高い機能性と安全性を有し、安価でコンパクトなインスリンデバイスの開発が実現し、糖尿病に対するインスリン治療のアンメット・メディカル・ニーズに応えることができる。特に、自律的なインスリン放出機能による低血糖や血糖値変動の抑制、高インスリン血症の軽減は、糖尿病合併症の予防に繋がると期待される。
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