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2022 年度 研究成果報告書

肝炎治療薬プロパゲルマニウムの免疫賦活化を介した乳がんに対する抗腫瘍効果の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17556
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

安東 由貴  九州大学, 大学病院, 医員 (50869568)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード乳がん / ドラッグリポジショニング / プロパゲルマニウム / 免疫賦活化 / CCL2
研究成果の概要

本研究では治験で得た血液サンプル、腫瘍組織を用いて解析を行った。血液サンプルではマルチサイトカインケモカインを測定し、PG投与群で変化を認めるサイトカインを特定した。腫瘍組織でのRNAシーケンス解析ではPG投与群でCD8発現上昇を認め免疫組織化学染色でも確認した。乳癌細胞をマウスに移植しマウス実験で検証し、免疫組織化学染色で同様の結果が得られた。
PGによる腫瘍組織での免疫賦活化メカニズムとして、PG投与群で変化を認めたサイトカインケモカインの影響でCD8陽性T細胞が活性化していると考えられたため今後検討していく。

自由記述の分野

乳腺外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本邦において悪性腫瘍は3大死因の一つである。近年、ある疾患に有効な治療薬から、別の疾患に有効な薬効を見つけ出すドラッグリポジショニングが開発期間の短縮や医療費の抑制の点で注目されている。今回肝炎治療薬であるプロパゲルマニウムを乳がんに対する抗腫瘍効果およびメカニズムを検討した。今後乳がんでの臨床応用が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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