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2022 年度 研究成果報告書

胆汁酸核内受容体を標的としたIFALDに対するMultiple療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17558
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

町頭 成郎  鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80404523)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード小児外科 / 短腸症候群 / 腸管不全関連肝障害 / 経静脈栄養 / 胆汁酸核内レセプター / トランスレーショナルリサーチ
研究成果の概要

短腸症候群および腸管蠕動不全の患児では、長期の完全静脈栄養(TPN)が必要となり、腸管不全関連肝障害(IFALD)に陥る。近年では非アルコール性肝障害などの成人肝疾患における胆汁酸の役割が徐々に解明されており、核内レセプターをターゲットとした治療法が開発されているが、IFALDにおけるその役割は分かっていない。本研究では短腸症候群モデル動物を用いてIFALDにおける胆汁酸の役割を解明し、核内レセプターをターゲットとした新たな治療法を開発することで、従来の我々の研究成果に加えたIFALDに対するMultiple therapyの確立を目的とした。

自由記述の分野

小児外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

小児短腸症候群は症例数が限られているため、臨床情報からだけではエビデンスが得られにくい。そのため動物モデルにおける大量腸管切除および術後の長期絶食・経静脈栄養管理の検討は極めて重要である。本研究の内容は成人において長期絶食を余儀なくされた患者におけるPNALDや腸管絨毛の委縮の予防、上腸間膜動脈症候群や外傷によって短腸症候群となった患者についても応用が可能であり、対象となる患者数は潜在的に非常に多いと考える。
小児・成人の幅広い分野において管理に難渋する疾患である大量腸管切除後の腸管順応およびIFALDの予防における新たな術後管理の確立に向けた第一歩であり、社会的な意義は大きい。

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公開日: 2024-01-30  

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