小児悪性固形腫瘍細胞株の中で、神経芽腫(IMR-32)、骨肉腫(HS-OS-1)、肝芽腫(huh6)、横紋筋肉腫(RH30)に対するAdoptcell-NKで活性化させたNK細胞の細胞障害活性をin vitroで確認した。3D培養下で活性化NK細胞が腫瘍のsphere内に侵入し腫瘍細胞を攻撃しsphereを破壊する現象を確認した。特にIMR-32とHS-OS-1に関してはsphere内への浸潤効率は高く臨床応用が期待される結果であった。また、in vivo実験において神経芽腫ゼノグラフトモデルマウスにおいて高活性NK細胞による抗腫瘍効果を確認した。
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