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2023 年度 研究成果報告書

EMAST陽性胃癌に対する抗PD-1抗体による抗腫瘍免疫応答の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17610
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

北嶋 貴仁  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (30586772)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード胃癌 / EMAST
研究成果の概要

胃癌におけるEMAST発生は約30%に認め、EBVによる慢性炎症との関連は認めないことを証明した。MSI-H胃癌、EBV陽性胃癌以外にも、EMAST陽性胃癌で抗PD-1抗体の治療効果が高い症例を認めた。MSS胃癌と比較して4-1BB発現による予後との相関が異なることから、EMAST陽性胃癌ではMSS胃癌とは異なる免疫応答が寄与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

消化器癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

EMAST陽性胃癌に関して治療効果ならびに治療効果予測に関して基礎的、臨床的検討を行うことで胃癌患者における抗PD-1抗体の免疫療法の新たな治療対象の可能性について検討し、EBVや4-1BBの炎症・免疫応答とは異なる関与の可能性を証明した。今後は更なる免疫応答との関連を検討するともに、抗PD-1抗体の治療効果との相関を検証することで、EMAST発現と癌組織免疫応答の機序解明を進めていく予定であり、本研究成果はその試金石となりうる役割を果たしていると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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