今後の研究の推進方策 |
IBD患者、大腸癌患者のILC3のsortingを行い、RNA-Seq及びRT-PCRで遺伝子発現、ELISAで蛋白発現を比較する。凍結切片を用いて蛍光免疫染色を行い ILC3の局在を確認する。IBD患者、非IBD患者の腸管ILC3のsortingを行い、PHA、IL-2、IL-7、ヒトAB型血清存在下で5日間単培養を行う。次に各種経路を介する刺激の 存在下で正常腸管のILC3と正常腸管のT細胞の共培養を行う。5日後に上清を回収し、ELISAにより産生サイトカイン(GM-CSF, TGF-β, IL-10, IL-12p40, IL- 17, IL-22)を検討する。またT細胞を回収後、RT-PCRによりT細胞関連サイトカインの発現を解析し、各種ヘルパーT細胞(Th1, Th2, Th17, Treg)に対する活性制 御能を検討する。
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