大腸癌患者より糞便採取を行い、データベースを作成した。また、大腸癌を含む50例以上の固形癌でシングルセルRNAライブラリー作成を行い、NGSで解析した。NGS解析後のデータは、Rパッケージ Seuratを用いて、機能に着目したクラスタリング解析、疑似系譜解析、細胞間相互作用の解析等を行った。また、外科切除したヒト膵癌組織を使用し、超免疫不全マウスへの皮下移植を行ったところ、6例の膵癌患者より採取した腫瘍組織片を用いたPDXモデルの樹立が完了した。さらに二次移植を行ったところ、4例の二次移植が可能であった。同様の手法を用いて大腸癌患者のPDXモデル作製を試みたが、樹立には至っていない。
|