研究課題
若手研究
本研究では、早期印環細胞癌に特徴的な性質を付与するマイクロRNA発現とその作用メカニズムの解明を行った。胃印環細胞癌患者、特に早期印環細胞癌患者においてmiR-99a-5pの高値が観察されたことを報告した。また、miR-99a-5pの発現は、細胞増殖と関連していることが判明した。したがって、miR-99a-5pは、早期印環細胞癌やリンパ節転移、あるいはそれに関連する患者の予後不良を診断するバイオマーカーとして有用である可能性がある。
胃癌
早期印環細胞癌に得意的に高発現するマイクロRNAを同定した。遺伝子操作でこれを高発現させると癌の悪性度が低下することが明らかとなった。今後、癌の悪性獲得メカニズムの解明や、治療への応用の可能性が考えられる。