研究課題/領域番号 |
20K17649
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
渡部 晃大 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (40866034)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | NKT細胞 / 樹状細胞ワクチン / 同種異型樹状細胞 / 電気穿孔法 |
研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染で実験計画に遅れが出ているが、まず、syn-OVA-EP-DC/Galのマウス静脈内による肺内NK 細胞の数と機能(phenotype)の検証を行った。同時に、脾臓、末梢血、表皮のリンパ球や、 IFN-γ などのサイトカイン産生を時系列で評価している。syn-OVA-EP-DC/Galをマウスに投与した後、短期間、中期間、長期間でのマウス生体内のリンパ球解析、 IFN-γ などのサイトカイン産生の評価も同時に行っている。 また、現在外注に頼っているOVA-EP-DCの作成を当研究室内で施行できるよう、条件設定と、作成効率の評価を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染の流行により、出勤の自粛や、実験施設の閉鎖で実験計画に遅れが出たため。また、OVA-EP-DC作成の条件設定、作成効率評価に時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
OVA-EP-DC作成については、条件設定に時間がかかっているため、ひとまずクオリティーが担保されている外注での作成を優先し、作成したallo-OVA-EP-DC/Galと対照群のsyn-OVA-EP-DC/Galを用いて、生体内の免疫反応の評価を行う。 また、樹立細胞に対する治療や、腫瘍浸潤リンパ球の解析についても、同時進行する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染で、実験を充分に進められなかったため、今年度に機器の購入等に費用を当てる予定である。
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