研究課題
若手研究
肝細胞癌に特異的に高発現しているGlypican-3をターゲットに肝細胞癌の循環腫瘍細胞(CTC)の検出、解析を行った。3cm以下の小型の肝細胞癌においても、CTCが多い症例では系統的肝切除が望ましいことを明らかにした。系統的肝切除施行症例において、門脈中のCTCは予後因子であることを明らかにした。
肝細胞癌
切除可能な肝細胞癌に対して、系統的切除か非系統的切除かの術式選択においてCTCの有用性を示すことができた。また本研究では、門脈血中のCTC測定の有用性を示すことができ、将来的に肝細胞癌の再発制御につながる可能性が考えられた。