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2023 年度 研究成果報告書

肝疾患根治術の為の肝組織の統合的理解と肝再生療法への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17678
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関信州大学

研究代表者

安川 紘矢  信州大学, 医学部, 特任助教 (30868071)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードALPPS / 肝再生 / eNOS / 炎症性サイトカイン
研究成果の概要

ALPPSにおける肝再生の詳細な機序は不明であり、解明するためにALPPSモデルでの肝再生を研究した。
ALPPS群では術後48時間でPVL群に比べ有意な肝再生が認められた。ALPPS群では、GdCl3を用いてPVL群と同程度に血清中のIL-6が抑制された。しかし、FLR/BW比およびKi-67は、GdCl3を投与したALPPS群でPVL群より有意に高かった。L-NAME投与では、FLR/BW比とKi-67に差はなかった。モルシドミンを投与したPVL群では、FLR/BW比とKi-67はALPPS群と同レベルまで上昇した。Akt-eNOS経路の活性化はFLRの再生促進に寄与する可能性がある。

自由記述の分野

肝胆膵外科学分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

ALPPS手術における肝の早期再生に関わる因子はいまだ未解明であり、何が重要な因子として寄与しているかをつきとめた研究はない。我々はALPPSモデルならびに従来の門脈結紮法との肝再生に関わる因子を比較・同定するために研究を行った。結果から、従来炎症性サイトカインの早期誘導がALPPS後のFLRの再生促進には重要と考えられていたが、Akt-eNOS経路の活性化はFLRの再生促進に寄与する可能性が考えられた。

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公開日: 2025-01-30  

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