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2023 年度 研究成果報告書

内分泌細胞由来大腸癌に対する新規治療法の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17687
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

向山 順子  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (70734987)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード大腸癌 / 最適化治療
研究成果の概要

CDX2低発現大腸癌は術後再発が多い予後が不良な大腸癌のサブタイプである。申請者はCDX2低発現大腸癌のライブ・シングルセルRNA-Seq.解析を確立することで、同大腸癌がAPC遺伝子非依存性の発癌機構や内分泌系細胞などの特有の細胞系譜をもつことを明らかにした。また、動物モデルと臨床検体のオミックス解析により、CDX2低発現大腸癌の発癌に慢性炎症が関与する可能性を見出した。血液腫瘍では細胞由来による疾患分類や治療選択が標準化されており、本研究の成果は固形癌では初となる細胞系譜に基づく最適化治療の確立につながる可能性を持つ。

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本邦における大腸癌による死亡数はこの20年間で2.5倍と増加の一途にあり、現在では年間5万人を超えている。死因の大半は転移や再発によるものであり、これらの制御機構の解明は、大腸癌の予後改善のための重要課題である。
本研究では根治切除後の転移再発が多い大腸癌のサブタイプであるCDX2低発現大腸癌の細胞起源に着目した解析をおこなった。血液腫瘍では細胞由来による疾患分類や治療選択が標準化されており、本研究の成果も大腸癌の予後改善に貢献できる可能性を持つ。

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公開日: 2025-01-30  

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