研究課題
若手研究
NLRP3ノックアウトマウスを用いて、腹部への異所性心移植モデルを作成した。急性拒絶モデルにおいてはコントロール群と比較して生着率に有意差は認めなかった。移植後5日に犠牲死させ移植心を摘出し、組織学的検討を行った。NLRP3ノックアウト群において、炎症細胞浸潤や心筋障害の程度は重度であった。Caspase-3、ICAM1、CD45, CD3, CD31, αSMA, NLRP3について免疫染色を行い、解析した。
心臓血管外科
これまでに、NLRP3と移植免疫についての研究は無く、これまでにない独創的な計画であると考えられる。DNA修復酵素であるNLRP3が移植後の拒絶反応を抑える新たな標的分子となる可能性が示唆された。