【STASと免疫細胞分布についての研究】301例の原発性肺癌の病理所見からTMAを作成した。TMAを用いて、免疫細胞の密度や腫瘍浸潤を評価し、抗腫瘍免疫細胞が腫瘍内に移行できない症例が予後不良であること、STAS陽性肺癌では腫瘍辺縁部のFoxP3陽性T細胞が予後規定因子であることを発見した。これらの結果は2022年8月の世界肺癌学会で発表し、Heliyonに論文投稿し再投稿中である。【凍結標本によるSTAS評価】術中にSTASを診断するため、前向き研究にて114例の凍結切片で感度・特異度を評価した。研究結果は2022年8月の世界肺癌学会で発表し、JTCVS Techniqueに掲載された。
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