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2022 年度 研究成果報告書

次世代シーケンサーによる外科切除症例におけるctDNAの再発予測因子としての意義

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17764
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55040:呼吸器外科学関連
研究機関近畿大学

研究代表者

小原 秀太  近畿大学, 大学病院, 助教 (20813926)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードcirculating tumor DNA / liquid biopsy / reccurence / surgery / lung cancer / Signatera / CAPP-Seq / NSCLC
研究成果の概要

本研究ではCAPP-SeqとSignateraを用いて術後の予後予測やctDNAの状態と画像検査における再発の関係を評価した。
術後すぐの解析(術後中央値9日、範囲2-53日)では5人の患者がctDNA陽性となり全例が再発し、ctDNA陽性は有意に予後不良であった。さらに経過観察中に5人の患者がctDNA陽性となり全例が再発した。また経過観察中に1回でもctDNAが検出されると、有意に予後不良であった。ctDNA陽性の画像検査に対するリードタイム中央値は2.8(0-12.8)カ月であった。ctDNA陰性は予後良好な転帰と関連しており、長期の陰性適中率は83.3%(30/36人)であった。

自由記述の分野

Thoracic surgery

研究成果の学術的意義や社会的意義

腫瘍残存病変を検出するためのcirculating tumor DNA(ctDNA)のモニタリングは、様々ながん種において再発予測や薬物療法の個別化などの面でその有用性が示されている。しかし、非小細胞肺がんにおけるその有効性については、十分なデータはない。本研究ではCAPP-SeqやSignateraを用いて術後の予後予測やctDNAの状態と画像検査における再発の関係を評価し,術後の採血ポイントを術後早期だけでなく、6か月毎におこなうことで、術後の予後予測だけでなく、術後再発の早期発見にctDNA解析が有用であることが示された。

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公開日: 2024-01-30  

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