研究実績の概要 |
骨格筋量を増大させたmyostatinホモ型ノックアウトマウス、野生型と同等の表現型を呈するヘテロ型ノックアウトマウスにおける周術期認知機能を評価した。 12ヶ月齢マウスを使用し、麻酔暴露の有無及びホモ型/ヘテロ型マウスの4群(Homo, Homo+surgery, Hetero, Hetero+surgery)に無作為に分けそれぞれの認知機能をモーリス水迷路(MWM)、fear conditioning test(FCT)を用いて評価した。 MWM、FCTでは、いずれも術前に有意な群間差を認めなかった。術後のMWMの遊泳距離、遊泳時間においてHomo群はHetero群と比較して有意に短縮し、Homo+S群でも遊泳時間の短縮を認めた。術後のFCTでは、contextual testにおいてHomo+S群はHetero群と比較して竦み時間を有意に延長した。
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