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2022 年度 実施状況報告書

術後認知機能障害における骨格筋制御因子ミオスタチンの役割

研究課題

研究課題/領域番号 20K17802
研究機関秋田大学

研究代表者

根本 晃  秋田大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (00815095)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード術後認知機能障害 / 周術期認知機能障害
研究実績の概要

骨格筋量を増大させたmyostatinホモ型ノックアウトマウス、野生型と同等の表現型を呈するヘテロ型ノックアウトマウスにおける周術期認知機能を評価した。
12ヶ月齢マウスを使用し、麻酔暴露の有無及びホモ型/ヘテロ型マウスの4群(Homo, Homo+surgery, Hetero, Hetero+surgery)に無作為に分けそれぞれの認知機能をモーリス水迷路(MWM)、fear conditioning test(FCT)を用いて評価した。
MWM、FCTでは、いずれも術前に有意な群間差を認めなかった。術後のMWMの遊泳距離、遊泳時間においてHomo群はHetero群と比較して有意に短縮し、Homo+S群でも遊泳時間の短縮を認めた。術後のFCTでは、contextual testにおいてHomo+S群はHetero群と比較して竦み時間を有意に延長した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

Covid流行により研究始動に遅れが生じた。その後は順調に進んでいるものの、初年度の遅れの影響で今年度も延長申請を行った。

今後の研究の推進方策

行動試験を行ったマウスの海馬内脳由来神経栄養因子定量及び免疫染色を行うことで認知機能変化と海馬内神経新生のつながりについて追及していく。

次年度使用額が生じた理由

ELISAや免疫染色用抗体薬の購入時期が遅れたため

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 骨格筋制御遺伝子ミオスタチンをノックアウトした老齢マウスでは周術期認知機能障害が軽減する.2023

    • 著者名/発表者名
      根本 晃
    • 学会等名
      日本麻酔科学会第70回学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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