研究課題/領域番号 |
20K17809
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
伊藤 真理子 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (60581832)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | アロプレグナノロン / 慢性術後痛 / 帝王切開 / オキシトシン |
研究実績の概要 |
帝王切開時のアロプレグナノロンおよびオキシトシンの髄液内および唾液内濃度の測定を実施予定であったが、コロナの影響で唾液採取が困難な状況が続き、購入していた測定キットの一部が使用期限を超過したため、再度測定キットの選定を行った。より精度が高く、患者が唾液を自己採取できるキットを購入し、今後の研究推進に繋げていく。 また、アロプレグナノロンと術後慢性痛および神経障害性疼痛に関する最新の文献を網羅し、最新の知見に基づきアロプレグナノロンと術後慢性痛の発生との関連に神経障害性疼痛がもたらす影響について更なる検討を動物実験にて実証する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナの影響により患者の唾液採取が難しい期間が続き、測定キットの一部が期限を超過してしまったため追加の購入が必要になった。
|
今後の研究の推進方策 |
患者が自己採取できる唾液採取キットの購入により、コロナの影響を受けずに検体を採取する体制を整える。また、動物実験でアロプレグナノロンと神経障害性疼痛との関連を調査し、ヒトにおけるアロプレグナノロンと慢性術後痛との関連を裏付ける予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
コロナの影響により検体採取が思ったように進まず、次年度以降に新規の検体採取キット及び試薬の購入が必要となった。
|