麻酔薬によって敗血症状態での単球系細胞の小胞体ストレスを軽減する効果を示すことはできなかった。単球系細胞の機能低下は小胞体ストレスに誘導されたアポトーシスに由来することから小胞体ストレスとglucose response geneについて探求することとを目指した。glucose response geneであるTXNIPが小胞体ストレスと関連があることが分かっており、細胞膜上に存在しTXNIPと最も高い配列相同性があるARRDC4に着目した。これまでにARRDC4とGLUT1のタンパク相互作用が阻害されれば、ARRDC4の上昇に伴う小胞体ストレスの上昇が軽減する可能性を見出した。
|