敗血症は感染に対する免疫反応の制御不全と定義され、急性の多臓器不全を引き起こす。毎年数百万人が罹患し、死亡のリスクも高い。DIC (Disseminated Intravascular Coagulation)は敗血症に効率に合併し、予後を著明に悪化させる。このため敗血症に引続くDICの病態解明と新規治療法的の開発は重要な課題である。本研究においては敗血症DICにおけるCGRPの役割の評価の過程でCGRP阻害薬のERKシグナルへの阻害効果を発見し急性骨髄性白血病細胞に対する治療応用可能性に関する報告を行った。敗血症DICにおけるCGRPの病態への関与を引き続き検討する予定としている。
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