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2022 年度 実施状況報告書

急性呼吸不全患者における睡眠呼吸障害を含めた客観的かつ縦断的睡眠評価手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K17860
研究機関京都大学

研究代表者

南 卓馬  京都大学, 医学研究科, 助教 (70866491)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード急性呼吸不全 / 睡眠 / 睡眠呼吸障害 / せん妄
研究実績の概要

本研究の目的は、救急・集中治療領域における急性呼吸不全患者における睡眠時間の減少、睡眠分断、概日リズム障害、睡眠構築の変化といった睡眠障害や睡眠呼吸障害の客観的及び縦断的な評価手法の確立を目指し、それらの睡眠の客観的指標と様々な合併症や予後との関連を明らかにすることである。
2022年度は引き続き、京都大学医学部附属病院初期診療・救急科を救急搬送等で緊急受診し、心不全や肺炎などによって急性呼吸不全を呈して緊急入院となった患者を対象とする前向きの観察研究の患者の集積を行い、2022年度末までで41名の研究参加が得られた。今後、合計100症例を目標とした症例の集積を行っていき、急性呼吸不全患者における睡眠障害、睡眠呼吸障害の頻度やそれらの縦断的な変化を調査し、せん妄を始めとした合併症や長期の予後との関連を調査していく。
また、睡眠とせん妄の関連を調査する本研究から着想を得て、高度治療室における非挿管患者の夜間の過活動型せん妄の鎮静におけるハロペリドールとデクスメデトミジンの有効性に関する無作為化比較試験(jRCT1051220015)を2022年度5月より開始した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウィルス感染症の流行により研究開始後も新型コロナウィルス感染症の流行時期にはで初期診療・救急科の病床が新型コロナウィルス感染症患者の病床に利用され、十分に研究対象者の組み込みができなかった。

今後の研究の推進方策

引き続き症例を集積して解析を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

研究の症例集積が伸びず、学会発表や論文化が進んでいないため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Non-invasive ventilation using a novel ventilator and non-vented full-face mask for patients with respiratory failure during the COVID-19 pandemic: Report of three cases2022

    • 著者名/発表者名
      Minami Takuma、Kai Shinichi、Tanaka Tomoharu、Ito Isao、Kato Genta、Nagao Miki、Date Hiroshi、Hirai Toyohiro、Ohtsuru Shigeru、Chin Kazuo
    • 雑誌名

      Respiratory Investigation

      巻: 60 ページ: 607~611

    • DOI

      10.1016/j.resinv.2022.03.005

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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