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2023 年度 研究成果報告書

急性呼吸不全患者における睡眠呼吸障害を含めた客観的かつ縦断的睡眠評価手法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17860
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関京都大学

研究代表者

南 卓馬  京都大学, 医学研究科, 助教 (70866491)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード睡眠指標 / 睡眠時間 / 睡眠呼吸障害 / せん妄 / 呼吸不全
研究成果の概要

急性呼吸不全で緊急入院となった患者でせん妄を有する患者において、携帯型加速度計を用いて評価した睡眠効率はせん妄を有しない患者よりも増加していたが、これはせん妄に対して投与された睡眠導入剤や鎮静薬の影響と考えられた。緊急入院となった非挿管患者の夜間の過活動型せん妄に対する鎮静において、デクスメデトミジンとハロペリドールの無作為化比較試験を行っている。持続性心房細動に対して高周波カテーテルアブレーション治療を行った患者において、睡眠時無呼吸と長時間睡眠が心房細動の再発の予測因子であることを明らかにした。

自由記述の分野

呼吸器内科、救急医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

携帯型加速度計を用いて評価した急性呼吸不全患者の睡眠指標はせん妄との直接との関連ではなく、せん妄に対する投薬の影響を受ける可能性がある。これは、せん妄に対する薬剤による鎮静が重要な課題であることを示唆すると同時に、携帯型加速度計を用いて評価した睡眠指標は鎮静の程度を評価する指標となり得ることを示した。また、睡眠時無呼吸に加えて、携帯型加速度計による長時間睡眠は心房細動患者において、今後の研究課題となり得る重要な予測因子であることを示した。

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公開日: 2025-01-30  

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