研究実績の概要 |
重症侵襲モデルに対する人参栄養湯の効果を検証するため、Lathela LCT-200による 下肢骨格筋の体積測定、グリップテストによる筋力測定を施行した。盲腸結紮穿刺を施した腹膜炎モデルマウス (治療群:18 vs 対象群:18)、体表面積30%にIII度熱傷を施した重症熱傷モデルマウス(治療群:6 vs 対象群: 6)において検討を行い、両群間で体重、下肢骨格筋体積および重量、生存率に差は認めなかった。腹膜炎モデ ルで施行した筋組織解析では、蛋白合成・分解に関与する4E-BP1, Atrogin-1に有意差は認めなかった。腹膜炎 モデルで、28日目に人参栄養湯群で上肢握力の改善を認めた(P値:0.03)。
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