5種類の細胞株(TS、GL261、U251、U118、U87)に対して、4種(TMZ: テモゾロミド、PCV:プロカルバジン、ACNU:塩酸ニムスチン、VCR:ビンクリスチン)の化学療法剤の耐性株を作成した。作成した化学療法剤耐性細胞株を用いて、IL-34・CSF-1・CSF-1Rの発現量の変化をreal time RT-PCRを用いて評価し、siRNAを用いてIL-34の発現をノックダウンし、化学療法剤への感受性と細胞増殖への影響を評価した。化学療法暴露後のIL-34はほぼ上昇せず、「悪性グリオーマにおいてIL-34は、有望な治療標的分子とはいえない」、と考える。
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