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2022 年度 研究成果報告書

限局性皮質異形成における体細胞変異、コピー数異常検出による遺伝的原因の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17936
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

藤田 京志  横浜市立大学, 医学部, 助教 (20805113)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード難治性てんかん / 体細胞変異 / 次世代シークエンス / mTOR / 単一遺伝子疾患
研究成果の概要

限局性皮質異形成等を認める64症例に対して、病変部脳組織由来DNAを用いた解析を行い、37症例において遺伝的原因が判明した。これらのうち、報告の少ないまたは新規の原因遺伝子は、PTPN11とMAP2K1のバリアント、MTORのインフレームバリアントであった。限局性皮質異形成はmTORパスウェイ上に位置する遺伝子が主に解析対象とされているが、本研究において検出されたRAS/MAPKパスウェイの遺伝子にも着目していく必要がある事が考えられた。

自由記述の分野

分子遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

限局性皮質異形成(FCD)では原因バリアントの大部分がmTORパスウェイの遺伝子であるため、これらに着目した遺伝子解析が行われていることが多い。また、FCDの治療は抗てんかん薬や外科的治療の他にmTOR阻害薬の治験が実施されている。本研究ではmTORパスウェイにつながるRAS/MAPKパスウェイの遺伝子のバリアントを検出した。今後、mTORパスウェイの異常の有無が治療薬選択の情報となる可能性もあるため、RAS/MAPKパスウェイの遺伝子を含む遺伝子解析も原因バリアント検出に貢献できると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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