我々の施設ではすでに脳梗塞作成モデルラットでの幹細胞から作成した細胞シートの移植による有効性を確認した。有効性のさらなる追求をしていくと共に、安全性の確認も行うこととした。安全性に関しては、細胞シートを移植することによって移植細胞が異常電気回路を作成することによりてんかん発作を誘発するか否かの評価を脳波測定を行うことにより施行することとした。てんかん発作はSDラットよりWisterラットで出現しやすいことがすでに知られているため、今回の実験ではWisterラットを用いることとし、以前のSDラットに対する有効性に加えてWisterラットでも有効性が示せるか確認することとした。
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