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2022 年度 研究成果報告書

脊髄損傷由来幹細胞を用いた神経再生療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17946
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

藏本 要二  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10604275)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード脊髄損傷 / 傷害誘導性多能性幹細胞
研究成果の概要

脳虚血から誘導性される脳虚血性多能性幹細胞を研究してきたが、脳虚血という傷害のみでおこるかのか?そして、大脳・小脳以外の中枢神経系から誘導性されないかと言う学問的問いに対して、今回脊髄損傷という外傷性の障害から誘導されるか?また、脊髄という脳以外の組織からの誘導を試み、マウスモデルを用いて脳虚血性多能性幹細胞と同様な細胞を分離することに成功した。これは虚血・外傷など損傷の種類に関わらず、傷害部位に多能性幹細胞が誘導されることを示した。今後ヒトでの動態を調べる上で、臨床的に脊髄損傷部位は摘出されることがほとんどないため、似たモデルとしてヒト脳出血部からの分離培養を現在試みている。

自由記述の分野

Neurosurgery

研究成果の学術的意義や社会的意義

中枢神経系において、様々な疾患・部位でダメージを受けた際にその修復や保護のため、多能性幹細胞を誘導されていることを証明した。一方、間葉系幹細胞を投与することにより、その傷害が軽減することが知られている。我々が発見した傷害誘導性多能性幹細胞は少なくとも様々な分化能を有しており、損傷部位で賦活化ができれば、症状軽減につながる可能性がある。いまのところは特異的な表面マーカーを複数発見できたため、これを元にさらなる解析が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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