FGF-2吸着PGAの作製においてはプラズマ処理条件が0.5W/cm2が最も安定的にPGAにFGF-2を吸着させることができた。FGF-2吸着PGAは7日間はFGF-2が徐放され、FGF-2溶液濃度やPGAの枚数によって、徐放されるFGF-2を調整することができた。 Cold induced brain injuryによる脳挫傷モデルに対してFGF-2吸着PGAの効果を検証した。脳挫傷作製直後にFGF-2吸着PGAを脳挫傷部位に直接留置したところ、14日目の組織学的評価では脳挫傷周囲に神経前駆細胞の増加とVEGF陽性細胞の増加を認めた。
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