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2021 年度 研究成果報告書

グリオーマの根治療法の開発に向けたTRPMLの分子基盤と創薬基盤

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17981
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関関西医科大学

研究代表者

李 一  関西医科大学, 医学部, 助教 (20757596)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワードグリオーマ / ドラッグリポジショニング
研究成果の概要

グリオーマは脳の正常組織に浸潤するため、外科的に全摘出ができず、再発する。がんの再発の原因として、がん幹細胞の存在が注目されている。報告者らはグリオーマのがん幹細胞においてTRPMLサブファミリーのイオンチャネル機能を見いだした。本研究では、RNAシーケンス解析により、TRPMLをコードする遺伝子の変異を同定した。また、TRPMLの遮断薬はグリオーマモデル動物の生存期間を延長させた。以上の成果は、TRPMLがグリオーマの治療の標的に成り得る可能性を示唆する。

自由記述の分野

脳神経外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

グリオーマは外科手術、化学療法および放射線治療の集学的治療を行っても、治療に抵抗するがん幹細胞が増殖を繰り返し、再発する。再発の根源であるがん幹細胞をターゲットとした治療法は有効であると考えられる。本研究成果は、がん幹細胞が発現するイオンチャネルの遮断薬がグリオーマモデル動物の治療に有効であることを明らかにした。この薬物はグリオーマの治療に適応できる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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