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2021 年度 研究成果報告書

ミトコンドリア―小胞体関連タンパクPDZD8を標的とする骨肉腫治療戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18007
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

岸 真五  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (50790341)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワードミトコンドリア繋留分子 / PDZD8 / 骨肉腫 / 活性酸素 / 鉄 / スニチニブ / プテロスチルベン
研究成果の概要

ミトコンドリアと小胞体を係留し両者の物質移動や代謝に影響を与えるmitochondria-associated membrane (MAM)に注目が集まっている。本研究では、MAMの中でもPDZD8についてその機能を検討したところ、PDZD8タンパクは腫瘍特異的に発現している可能性があり、ミトコンドリアの鉄代謝を制御しROS産生を抑制していることが示唆された。PDZD8の抑制は、ROS産生の増加から抗癌剤やF1F0-ATPaseを阻害するプテロスチルベンの抗腫瘍効果を促進した。SunitinibはPDZD8をoff targetとして抑制する可能性が認められた。

自由記述の分野

がん生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

PDZD8が腫瘍特異的に発現し、その抑制が抗がん剤などの抗腫瘍効果を促進したことは、PDZD8ががん治療における新たな分子標的となることが考えられる。とくに、SunitinibはPDZD8をoff targetとして抑制したことは、今後のPDZD8のシグナル経路の解明の手掛かりとなるとともに、PDZD8を標的とする創薬に繋がる知見と考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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