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2023 年度 研究成果報告書

成人脊柱変形術後の股関節症:新疾患概念の確立に向けて

研究課題

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研究課題/領域番号 20K18008
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

神前 拓平  和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (90838319)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード成人脊柱変形手術 / 変形性股関節症 / 隣接関節障害
研究成果の概要

成人脊柱変形術後に急速に進行する股関節症は本術式の合併症の一つであるにもかかわらず、明確な病態が把握されておらず予防するには至っていない。本研究は有限要素解析と動作解析という二つの3次元評価法を用いて、股関節にかかる応力を成人脊柱変形術前後で比較した。有限要素法では骨盤固定を併用した脊椎固定モデルで股関節の応力が増加していた。また、動作解析においても術後に股関節モーメントが増加していた。これらの結果をもって成人脊柱変形術後に進行する股関節症は骨盤固定による隣接関節障害であることが判明した。

自由記述の分野

脊椎

研究成果の学術的意義や社会的意義

成人脊柱変形術後の股関節症は新規発生率が20%であるものの、有効な治療法が確立されていない。本研究結果より本病態は骨盤固定に伴う隣接関節障害であることが判明した。本研究をもとに今後予防法を開発することが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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