研究課題
研究計画に従い、ブタペルテス病モデルに関する先行研究の再現性を検討すると共にペルテス病の自然経過を観察ことを目的に、ペルテス病モデルを作成した。先行研究の手法に従い、大腿骨頚部を結紮することにより壊死モデルを作成した。両股関節で骨頭圧潰が生じ、先行研究の再現性を確認することができた。ペルテスモデルの自然経過を術後4週毎のレントゲン撮影で放射線学的な形態評価を行い、術後14週間で安楽殺を行い、病理組織学的精査を行った。次の個体で作成したペルテス病モデルに対して、ドリリングののちに骨髄血を移植した大腿骨頭と、ドリリングのみを行った大腿骨頭でその経過を比較した。初回手術後4週にドリリング後に骨髄血から分離培養した間葉系幹細胞移植を行った大腿骨頭と、ドリリングのみ行った大腿骨頭に関して放射線学的形態評価、病理学的精査、比較を行った。ドリリング後4週間毎にレントゲンで骨頭形態を評価した。Epiphyseal quotient(EQ:成長板の中心からの骨頭の高さ÷成長板の長さ)が間葉系幹細胞移植を行った大腿骨頭で大きい結果であり、骨頭の圧潰を軽減することができた結果だった。14週間で安楽殺を行い骨頭を摘出した。病理学的、CTでの精査では、明らかな骨性架橋の生成はなく、安全性を確認することができた。journal of pediatric orthopaedics part Bへ投稿し、2023年4月23日にacceptされた
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Journal of Pediatric Orthopaedics B
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