膝前十字靱帯損傷における徒手検査において、検者が加える力および脛骨整復時の後方加速度を同時に計測する独自のシステム開発を行った。システムは9軸慣性センサー、圧力センサーとマイクロコントーラー、PCを組み合わせ作製した。慣性センサーを被験者の大腿外側と下腿外側に1つずつ装着。大腿・下腿・手の3つの慣性センサーから加速度、角速度を求め、独自に作成したソフトウェアを用いて膝関節の角度と手部の角度を求めた。検者の両手掌に圧力センサーをストラップで固定し、検者が加えている力の定量化を実現した。本研究により、膝屈曲角度と下腿加速度、検者の力が同時に計測することができる新たなシステムを完成することができた。
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