運動直後にはアイシング、冷却が行われているがエネルギー会社の観点からはむしろ温熱の方が有効であるという報告も多い。今回冷却介入を行うことでミトコンドリアダイナミクスに影響を与えうるfissionシグナルが高く維持されていた。これは運動後冷却介入を繰り返すことでミトコンドリアを過度に分裂させミトコンドリアの形態変化を伴うエネルギー代謝に影響を与える可能性を示唆した。単回の温度介入では温熱、冷却ともに筋疲労回復に影響を与えないが、繰り返し運動後に介入することでミトコンドリア形態変化、疲労耐性に影響を与えることが示唆された。
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