遺伝子導入を目的としてアデノ随伴ウイルスベクター(AAVベクター)に着目した。既に膀胱癌細胞株においてAd-sh GPR87ベクターにより証明した有効なsiRNA配列のshRNApAAV-CMV Vectorにクローニング、トランスフェクション後培養させ、shRNA発現アデノ随伴ウイルスベクター(AA-shsiGPR87)を作製した。しかし、in vitroでこのAAVの膀胱癌細胞株RT112への導入効率が20%程度と十分ではなかった。よりよい導入効率を目指しexosomeに着目し、AAV-cotaining exosomeを精製を行い、通常のAAVと比較して導入効率の増加を証明した。
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